日刊工業新聞社は食に関する最新情報を発信する総合展「西日本食品産業創造展」を毎年、福岡市で開催しています。「食の未来を考える」をテーマに掲げる本展示会は、2015年の開催が前身の厨房機器展から数えて25回目の開催となります。食を取り巻く環境や消費者意識が変化する中で、本展示会が節目の開催を迎えられましたのも、出展者をはじめとする関係者のお力添えによるものと深く感謝申し上げます。
九州は温暖な気候と豊かな農林水産資源に恵まれた食の一大生産地として我が国の食品産業を長く支えてきました。近年では地理的に近いアジアへのゲートウェーとしての役割や、植物工場の拠点としても注目を集めるようになっています。
今回の西日本食品産業創造展ではアジア地域の企業による出展を受け入れるほか、自動化やIT化が進む食品生産の現場を紹介するとともに、食の安心・安全などについての最新情報や技術を一堂に集め、展示し、来場者へ提案してまいります。
主催者といたしましては、この展示会が食にかかわる多くの方々に有益な情報を提供し、さらに食の未来を考えるきっかけになるものと考えております。来場者、出展者双方にとって、本展示会が有意義な場となりますよう、主催者として全力を尽くす所存です。たくさんの方々のご来場をお待ちしております。