昭和鉄工株式会社
（福岡市機械金属工業会）

当社は、ボイラー・温水ヒーターなどの熱源事業、省エネと快適性を追求する空調事業、景観製品の都市景観事業、鋳造技術を生かした素形材事業などに取り組んでいます。近年は電気ヒーター・電気炉の開発を推進し、その実績は業界トップクラスまで成長し、需要は世界市場に広がっています。

当社の電気ヒーターは温度コントロールに優れた工業用ヒーターです。超薄型のステンレス箔ヒーターとフレキシブルに形状対応するセラフレックスヒーターを用意し、それを熱源とした製品を幅広く展開しています。
小型化・薄型化・省エネ化が進む電化製品やIT・自動車など先端産業の熱処理設備などに採用され、特に本体設計・製造まで手がける電気炉は、さまざまな形状（枚葉型・トンネル型・箱型・ルツボ型）と温度、残留酸素濃度、ハイクリーンに対応しています。多様な熱処理に対応できる大きな可能性を秘めた発熱デバイスです。

【電気ヒーター】

ステンレス箔ヒーターは、独自開発した特殊なステンレス箔を基材とした、厚さ30マイクロメートル（マイクロは100万分の１）の発熱体です。加熱面積が大きく熱効率に優れ、熱容量が小さく昇降温が速い点が特徴です。パターンを変えることで温度分布の的確なコントロールが可能で、多様な絶縁体（ポリイミドやマイカなど）と組み合わせて家電から熱処理炉まで幅広い用途に展開できます。

セラフレックスヒーターは、遠赤外線放射特性の高いセラミック碍子に電熱線を通し編組みした遠赤外線ヒーターです。編組構造のフレキシビリティを生かした自由なサイズ展開・形状が特徴です。使用可能温度は1000度Cに達し、耐久性にも優れています。高寿命で、熱損失が少なく省エネ性にも優れ、金属・ガラス・樹脂などのさまざまな材質の高温熱処理炉の熱源として採用されています。

【産業用加熱炉】

独自開発のヒーター・制御方式を用い、液晶・自動車産業で培った加熱技術により、広温度帯・高均熱性を可能とし、幅広いジャンルに開発から製造まで一貫対応が可能です。