モノづくりコーナー
クラマの出展ブースについて河村社主は、「提案力は負けない。表現は感性。他社にはまねできない。顧客に良いと思っていただけるものを提案する」と胸を張ります。
その一つが“Kurama Black”という黒をベースにした工作機械。ファナック製の切削加工機の外装全体を独自に塗装した、従来とは一線を画す工作機械です。黒一色といっても、パーツごとにメタリックやマットといった色味にこだわるほか、メーカー名をLEDで照らすパネルをあしらいアクセントとします。
1号機は9月に納入済み。工場内の雰囲気を決める工作機械の提供を通じて「顧客のブランディングにも携わることができる。機械の要件を満たせば何でもよいわけではなく、顧客の『こうしたい』をかなえる」と河村社主。顧客である加工メーカーでは、経営者が完成イメージを見ただけで購入を即決した自信作です。モノづくりフェアでは協働ロボットによる自動化システムと組み合わせて展示します。
クラマブースの恒例となったイタリア・フィアットの旧型車「500(チンクエチェント)」も登場。今回は無塗装の鉄製ボディをロボットシステムで研磨するデモンストレーションをお見せいたします。
ユニークで目を引く製品だけでなく、本質である技術にこだわる先進機器も展示。「中身と気持ちの熱さでは負けない」と河村社主は来場者との出会いを待っています。