モノづくりコーナー
福岡・博多で40年以上、産業機械の販売を続けるクラマ。「未知(新しい)を届ける機械商社」として、河村太社主らが国内外で入手した先端技術を顧客に届けています。モノづくりフェア2021では、メタル アディティブ・マニュファクチャリング(METAL AM、金属積層造形技術)による製作物の内面を効率的に研磨する技術を出展予定。「『最先端』を持って行きます」と河村社主は力を込めます。
クラマが今回出展する技術の一つが、微細な円筒の内面を流体研磨する技術です。
このたび、総代理店契約を締結したアルゴヴィジョンテクノロジズ株式会社(京都府精華町)による技術の加工品を公開します。
3Dプリンターに代表されるアディティブ・マニュファクチャリング(AM)は、金属粉末を熱で固めながら積み重ね、形状をつくります。従来の金属加工に比べ少量多品種の効果的製造、部品構造の一体化形状など、省人化やデジタル化による効率化も見込まれる次世代型モノづくりです。
積層造形は活用が進む半面、「製品化では悩ましい部分も」と河村社主。積層化に由来する凹凸が表面にできる性質があるため、ワーク内部に気体や液体などを通す冷却管などの場合、表面の粗さが性能の平準化や効率化に大きく影響します。研磨しやすい構造なら良いのですが、微細なワーク、特にチューブ状の円筒造形物内部の研磨は容易ではありません。
そこでクラマは、流体を円筒内部に通すことで平滑にする内面研磨を提案します。直径0・1ミリ―5ミリメートルほどの円筒形状の内部を研磨可能で、樹脂にも対応。金型製作、半導体関連や医療機器の部品製造などに貢献できると考えており、「不可能を可能にし、モノづくりが大幅に前に進む要素」と河村社主は胸を張ります。まず国内で販売。海外にも展開する計画です。ニーズに応じ、オーダーメードで提供していきます。
このほかモノづくりフェアでは、最新の協働ロボットも展示予定。「これまでお客さまの困りごとを解決してきた実績があります。大手販社とは違う、細かなカスタマイズで応えます」
“新しい時代を切り開く KURAMA でありたい” と河村社主はブースへの来場を歓迎しています。
KURAMAでは、運用中の工作機械のドア自動開閉や、Robotによるドア開閉により、ワークの脱着までを自動化し省人化を図ります。
ワークの脱着以外にも、検査工程や洗浄工程など、省スペースで省人化できる所がございますので、ご相談ください。
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【金属積層造形機と細穴流路への研磨】
アフターコロナでは金属積層造形機(METAL AM)による試作、量産が本格的に動き出しています。
KURAMAでは、ご要望に合わせた各金属造形機のご提案はもとより、機械設置場所の環境設備、作業者の防護、厳選された各種金属パウダー材料のご提供等、トータルなご提案をいたしております。
新たなご提案として、積層造形による金型や精密部品等の製作で問題となる細穴流路の内径研磨について、唯一結果を出されている研磨技術メーカーのアルゴヴィジョンテクノロジズ 株式会社と提携いたしました。
弊社は総代理店として研磨装置のご提供により、研磨課題を解決いたします。
また、金属積層造形機のことでご質問、ご相談等お気軽にお声がけください。
【協働robotの新たなご提案】
KURAMA robot solutionでは、20年以上経過したマシニングを自動ドア化し、エア稼働による精密治具の製作により、24時間稼働の機械へと生まれ変わらせ、評価をいただきました。
24時間稼働から、夜間に刃物の刃先が折れ、トラブルが発生。旧式の機械では、装着可能な刃先検知装置がなく、これを自作し装着することで、刃先の管理を行いながら、完全自動化運転を実現いたしました。
協働robotの新ラインナップとして、新たにDOOSAN Roboticsの販売を開始いたしました。
DOOSAN Roboticsの協働ロボットは、高性能センサー搭載による高度な安全設計、更にわかりやすい操作性、最大25kgまでの可搬重量、そして美しいデザインなど、優れた特徴が多々ございます。
DOOSAN Robotの導入により、貴社で扱いやすいRobot化をご提案いたします。
【AI・DX化が進む各工作機械のご提案】
KURAMAでは、国内外各メーカーの優れた工作機械をご提案しておりますが、各メーカー共に急速にAI化、DX化が進むなか、貴社のご要望にお答えする時代を先取りした工作機械、周辺機器、ソフトウエア等のご提案をいたしておりますので、是非、ご相談ください。
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お電話またはメールにてお承りしております。
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