高雄工業株式会社

3次元設計・開発・プリンターコーナー

金属3Dプリンターでの高周波焼入れ用加熱コイルの造形

金属3Dプリンターで造形した各種コイル

造形室(SLM280PS×2台)

外径定置焼入コイル

シングルショット焼入コイル

3面移動焼入コイル

当社では、2020年7月に金属3Dプリンター(SLM280PS)を導入し、加熱コイルを一体造形で製作している。加熱コイルの最弱部であるろう付けを無くし、コイル寿命の安定・向上を図り、更に、金属3Dプリンターでの造形により、製作期間の短縮、設計自由度の向上も図ることが可能となった。

高周波焼入れにおいて、加熱コイルは品質・コストの両面より重要なアイテムである。加熱コイルは銅でできており、機械加工した銅部品をろう付けで接合して組み立てている。弊社での実績では、加熱コイルが破損する要因の約90%が「ろう付け部に亀裂が入り、そこからの水漏れ」であり、ろう付け部が最弱部位となっている。

 

【3Dプリンターでの加熱コイル造形の目的】

①3Dプリンターで造形することにより、現状のろう付けコイルの最弱部である「ろう付け部」が無くなる為,コイル寿命の安定、更なる寿命向上が可能。 ⇒目標:10万ショット(10万個焼入)以上

②3Dプリンターで造形することによるコイル製作期間の短縮。 ⇒現状:約30日を9日以内

③3Dプリンターでの造形では機械加工ができない形状も造形可能であり、コイル設計の自由度が向上する。

会社名
高雄工業株式会社
住所
〒490-1401
愛知県弥富市六條町大崎11-1
TEL
0567-56-6721
FAX
0567-56-6683
URL
http://www.takao-net.co.jp/
担当者名
宮崎 卓夫
部署
購買本部
役職
執行役員
E-mail
t-miyazaki@takao-net.co.jp

他の3次元設計・開発・プリンターコーナー出展企業 OTHERS

モノづくりフェアに関するご質問などは
お電話またはメールにてお承りしております。
お気軽にお問い合わせください。

日刊工業新聞社 西部支社 展示会事務局

092-271-5715

monoinfo@media.nikkan.co.jp

お問い合わせはこちら

ページトップへ戻る

質問してください